こんばんは!大阪市で解体業者として活動している株式会社三輝工業のブログ担当です!
浄化槽の撤去を検討している方の中には、「どれくらい日にちがかかるの?」と疑問に思う方もいるかと思います。
そして最初から撤去予定であれば話は早いのですが、問題は想定をしていなかった浄化槽の存在です。
この記事では、浄化槽撤去工事にかかる日数の目安、作業の流れ、スムーズに進めるためのポイントを詳しく解説します。
浄化槽撤去や想定していない浄化槽の存在を知った方は、ぜひ最後まで読んでみてください
浄化槽撤去の期間は?5人槽・10人槽の目安
浄化槽の撤去にかかる日数は、浄化槽の大きさ、埋設状況、地盤状態、役所手続きなどの要因によって異なります。
一般的な家庭用浄化槽(5人槽〜10人槽)であれば、1〜3日程度で撤去が完了することが多いです。
浄化槽撤去工事の標準的な工期
| 作業工程 | 日数の目安 | 主な作業内容 |
| 1.事前準備 | 1週間~1ヶ月 | 役所手続き、補助金申請、業者選定、見積もり取得 |
| 2.浄化槽内の汚水抜き取り・清掃 | 0.5日 | バキューム車で汚水を抜き取り、槽内を清掃 |
| 3.浄化槽の撤去・解体 | 1~2日 | 浄化槽の解体・搬出 |
| 4.埋め戻し・整地 | 0.5~1日 | 埋め戻し、転圧(締め固め)、整地 |
| 5.最終確認・完了報告 | 0.5日 | 施工確認、自治体への報告(必要な場合) |
| 合計工期(事前準備を除く) | 1~3日 | 一般家庭用浄化槽(5人槽~10人槽)の場合 |
浄化槽撤去の流れ|申請・撤去・埋め戻しの工程を解説
浄化槽撤去工事は、事前準備 → 浄化槽の処理・撤去 → 埋め戻し・整地 → 最終確認という流れで進みます。
但し、よくある話が木造解体をお願いしていて、業者からいきなり連絡があり、
地中障害物として追加費用を言われるケースです。
しっかりとした所にお願いをしておけば、最初から見積内訳に地中障害は別途と記載があるので
ある程度覚悟が出来ると思いますが、悪徳な業者だと法外な値段を言ってきたり、
新築を建てるつもりでお願いしたのに土をかぶせてそのまま放置をしてしまいます。
浄化槽撤去工事の具体的な流れ
1.事前準備(1週間〜1ヶ月前)
各自治体では、浄化槽撤去に関する手続きが必要な場合があるため、事前に確認が必要です。
役所手続き・補助金申請(必要に応じて)
- 自治体によって撤去届の提出が必要な場合があるため、事前に確認する
- 公共下水道接続時の補助金がある場合は、申請を行う
業者選定・見積もり取得
- 業者に見積もりを依頼し、作業内容と費用を比較
- 追加費用が発生しないか、事前に確認
スケジュール調整
- 工事予定日を決定し、近隣住民への挨拶を済ませる
- 撤去後の土地活用を考慮し、駐車場・庭などの整備計画を立てる
2.浄化槽内の汚水抜き取り・清掃(0.5日)
浄化槽撤去の前に、槽内の汚水や汚泥を完全に抜き取る必要があります。
- バキューム車を使用して浄化槽内の汚水を吸引
- 汚泥の残留物を取り除き、撤去作業をスムーズにする
- 汚泥処理を適切に行わないと、撤去時に悪臭が発生するため注意
3.浄化槽の撤去・解体(1〜3日)
- 浄化槽のフタを取り外し、内部の配管を撤去
- コンクリート製やFRP製(プラスチック製)の槽を解体
- 必要に応じて、撤去した浄化槽をトラックで搬出
- 浄化槽が深く埋設されている場合は、掘削作業が必要になるため、工期が延びる可能性あり
4.埋め戻し・整地(0.5〜1日)
- 撤去後の穴を砕石や土砂で埋め戻し
- 地盤沈下を防ぐため、締め固め(転圧)をしっかり行う
- 駐車場や庭にする場合は、追加整地が必要になることもある
5.最終確認・完了報告(0.5日)
- 地盤の確認、浄化槽が完全に撤去されているかチェック
- 必要に応じて市町村へ撤去完了報告書を提出
- 施工後の写真を記録しておくと、後々のトラブル防止になる
浄化槽撤去で工期が延びる原因とは?
以下のような場合、撤去工事に通常よりも時間がかかる可能性があります。
工期が延びる要因
- 地盤が緩く、埋め戻し作業に追加工事が必要
- 地下埋設が深く、掘削作業が増える
- 浄化槽周辺に障害物(配管・基礎コンクリートなど)がある
- 役所の許可待ちや補助金申請の審査待ちが発生
- 悪天候(大雨・雪)で作業が中断する
浄化槽撤去工事をスムーズに進めるためのポイント
- 事前に役所の手続きを確認し、補助金を活用する
- 信頼できる業者を選び、見積もりを比較する
- 近隣住民に工事の予定を伝え、トラブルを防ぐ
- 撤去後の地盤沈下を防ぐため、埋め戻しをしっかりしてもらう
よくある質問(FAQ)
A:家庭用の小型浄化槽(5人槽〜10人槽)で10万〜30万円程度が相場です。
その中でもコンクリート造りのものであれば費用は大きく変わってきます。
そして浄化槽の大きさや埋設状況、撤去後の埋め戻し作業によって費用が変動します。
追加費用が発生する可能性のあるケース
・埋め戻し後の地盤沈下対策が必要な場合
・地下深く埋設されている浄化槽の掘削作業が必要な場合
・撤去時にコンクリート基礎や配管の処理が必要な場合
また、自治体によっては公共下水道接続に伴う補助金制度があるため、事前に確認するとコストを抑えられます。
A:適切に埋め戻しを行わないと、地盤沈下が発生することがあります。
業者に「締め固め作業(転圧)」の有無を確認することが重要です。
A:大雨や雪の日は作業ができないことがあり、工期が延びる可能性があります。
天候の影響を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
まとめ:浄化槽の撤去の目安とは?
費用ははっきり言うと、未知数です。
基本的に図面などがあれば想定金額は出せますが、地中に埋まっているものだと
かなり古く全貌が見えるものではありません。。
その中で補助金や信頼できる業者は選び、損をしない解体工事を進めてください!

