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2025.10.30ブログ
なぜ大阪市の解体費用は高くなる?現場でわかる6つの要因と対策

大阪市で解体工事を検証していると、「見積もりが思ったより高い…」と感じる方も
多いのではないでしょうか?
同じ木造住宅でも、大阪市内と郊外では費用差が20~30万円以上出る事もあります。
その理由は、単純に「物価」や「業者の違い」だけではありません。
この記事では、現場で実際に工事を行っている立場から、大阪市内で解体費用が高くなる
6つの要因をわかりやすく解説します。
1.道路が狭く、重機やトラックが入れない
大阪市の住宅地は古くからの路地や「狭あい道路」が多く、重機が入れない現場が
少なくありません。
その場合は、
・小型機械での手壊し
・廃材の人力搬出
・小運搬車の使用
など、人件費と日数が増加します。
特に「幅2.5m未満の道路」だと、費用が1.2~1.5倍になることもあります。
2.隣家との距離が近く、養生費が増える
大阪市の密集住宅地では、隣家と数十センチしか離れていないケースも珍しく
ありません。
そのため、
・防音・防塵シートの二重張り
・足場の細工
・隣家への養生板設置
など、安全対策にかかる費用が増します。
また、振動・騒音の苦情対策として、工期をできない現場も多いです。
3.建物の構造・材料による違い
・木造:比較的安迦(坪3~5万円)
・鉄骨造:鉄材切断・撤去で費用アップ(坪4~6万円)
・RC造:重機・ガラ搬出コストが高い(坪5~8万円)
大阪市では、昭和~平成初期のRCや鉄骨住宅が多く残っており、処理費も
高くなります。
4.アスベスト・瓦・タイルなどの分別解体が必要
令和5年からの法改正により、80㎡以上の解体ではアスベスト事前調査・提示義務があります。
大阪市では特に監視が厳しく、“分別解体・調査費用(3万~10万円)が加算されます。
また、瓦やpタイルなどの分別処理が必要な場合も、廃棄物処理コストが上がります。
5.廃棄物処理・運搬距離が長い
大阪市内は解体現場が多い一方で、*処理場や中間処理施設が(堺・東大阪・大東)*
にあるケースが多いです。
結果、
・運搬距離が長くなる
・トラック待機・搬出時間が増える
などで、処分費+人件費が上昇します。
6.都市部特有の手続き・近隣対応コスト
・道路使用許可(警察署届出)
・足場設置の占用申請
・近隣あいさつ・提示物の義務
など、大阪中心部(中央区・北区・城東区など)では手続きに時間と人件費が
かかります。
また、マンションや商業施設に隣接する場合は夜間・休日作業の制限があり、
効率も下がります。
まとめ
大阪市での解体費用が高くなる主な原因は、
*「狭さ」「密集」「法規制」運搬距離」*の4つ。
つまり、現場環境と行政対応の複雑さがコストに直結しています。
安心して解体を進めるには、現地調査を丁寧に行う業者選びが何より重要です。
大阪市の地域事情に詳しい「三輝工業」では、現場条件を正確に把握し、無駄な
コストを抑えた最適プランをご提案しています。