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2025.10.06ブログ

捨てる時代から活かす時代へ。今解体業界で進む循環型解体とは?

こんにちは!大阪市で活動しております株式会社三輝工業のブログ担当です。

近年、解体工事の現場で大きく変わりつつあるのが【環境への配慮】です。

以前の解体は壊して捨てるが主流でしたが、今は壊して再利用する時代。

 

国も『2050年カーボンニュートラル』に向け、

建設業界全体に廃材のリサイクルや再資源化を求めています。

この流れは建設だけではなく、解体業界にも波及され、

工事の進め方や処理の仕方がどんどん変わってきています。

 

 

トレンド①:解体廃材のリサイクル率アップ

 

解体で出る廃棄物の中には、コンクリート・鉄・木材・プラスチックなどが含まれます。

これらを分別してリサイクルする事で、廃棄量を大幅に減らせるようになりました。

 

例えばー--

・鉄骨や鉄筋→製鉄所で再利用

・コンクリート→砕石として道路や埋め戻し材に再活用

・木材→チップ化してボード材や燃料へ

・ガラス、タイル類→一部は再溶融して建材に再生

 

かつては廃棄費用だったものが今では、資材として価値を持つケースっが増えています。

 

 

トレンド②:CO2排出削減と『エコ解体』の工夫

 

重機やトラックの燃料使用を減らす取り組みも広がっています。

例えばー--

 

・電気重機・ハイブリッド重機の導入

・現場近隣のリサイクル施設との連携で運搬距離を短縮

・粉塵・騒音を抑える機材の使用

 

また再利用可能な部材を事前に取り外す『リユース解体』も注目されています。

建具・サッシ・フローリングなど、状態の良い部材を中古市場に再販する動きも出ています。

 

 

 

これらのトレンドが解体業界にも浸透、普及されている中、

人件費の増加、作業員不足など様々な問題が業界を襲っています。

その中で各業者の連携や行政の対応などでリサイクルは加速していき、

業界自体が良くなっていく事を願います。