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2025.10.26ブログ
大阪市で解体工事をする際に問題になっていることは?

こんにちは!
大阪市で解体業者として活動している株式会社三輝工業のブログ担当です!
大阪市内で古家の解体を進めようとした際、思わぬところでトラブルや
追加費用が発生するケースが増えています。
人口密集地である大阪市ならではの特殊事情も多く、事前に知っておくか
どうかで結果が大きく変わります。
今回は、解体業界の現場目線から「実際に大阪市で問題になりやすいポイント」を詳しく解説します。
①道路が狭い・進入禁止が多く、工事が難しい
大阪市では、古い住宅街を中心に狭あい道路(幅
4m未満)が非常に多いです。
その結果…
・ 重機・トラックが入れず小型機での作業→
工期が伸びる
・ 歩道の養生・通行規制が必要→近隣クレームの火種に
・ 道路使用許可申請の必要性→追加費用
特に東住吉区、旭区、城東区、都島区などは要注意です。
②近隣トラブルが多い
人口密度が高いため、以下のクレームが発生しやすいです。
・ ホコリ・騒音・振動の苦情
・ 隣家の外壁損傷リスク(隣家がピッタリ接している)
・ 駐車スペースがないエリアで搬入出トラブル
大阪の都市部は密着住宅が多く、
「たった数ミリのぶつかり」が補償トラブルになることも…
③アスベスト調査・届出の義務化が徹底されている
2023年以降、大阪市も監督が強化され、
・ 調査しないと工事不可
・ 届出漏れで罰則
・ レベル3でも現場での適切な除去作業必須
築30年以上の場合、多くが対象になるため、
「想定外の費用アップ」を招く原因ナンバーワンです。
④地中埋設物(ゴミ、コンクリ、浄化槽、井戸)が多い
解体後に発覚するケースが多く、
・ 地中から産廃が大量に出てくる
・ 古い浄化槽・井戸が見つかる
・ コンクリ基礎が2重になっている
追加費用発生の典型例です。
「契約前の現地調査の質」が差を生みます。
⑤空き家の放置で老朽化が進み、手続きが複雑
大阪市は空き家が多い地域。
放置期間が長いほど…
・ ネズミ巣などの衛生問題
・ 倒壊リスクで行政から指導
・ 固定資産税の優遇が外れる可能性
補助金対象になるケースもあるため、自治体との確認は必須です。
まとめ:トラブルを防ぐための3つのポイント
工事開始前に近隣挨拶をしっかりと行い工事の日程や
時間などの説明をする事によってトラブルを最小限に抑えることが重要です。
工事前の現場事前調査をする事によって地中埋設物や
浄化槽、井戸など解体前にわかる事によって解体後の追加費用を防ぐ事が出来ます。
解体工事にあたってトラブルを極力抑え、近隣様と
協力し合いながら進めて行く解体工事が理想ですが、その為に
今回のポイントである近隣挨拶や、事前調査をしっかり行う事で
損をしない解体工事を進めて行って欲しいと思います。
