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2026.03.10ブログ

ベテラン解体職人が経験した危険な瞬間⚠

こんにちは!三輝工業のブログ担当です。

今回は、実際弊社に所属している解体歴28年の大先輩にお話を伺いました。

一番命の危険を感じた瞬間

彼によると、四階建ての工場でのエレベーター撤去後の空洞スペースでの作業中の出来事であったみたいです。

その日は、単管足場の上でエレベーターの正面を支える枠の部分の鉄骨を三本撤去という内容でした。

そして、柱をガスで切った後、木下地を解体する際にその瞬間が訪れました。

バールで下地を浮かし、ロープで木の板を引っ張った際に、ロープがすっぽ抜け、バランスを崩し、後ろに倒れかけましたが、

単管がちょうどある部分であったみたいで、九死に一生を得たみたいです。

その他にも、二階建て木造の屋根をめくる際にバラ板が腐っており足がハマって落ちかけたこともあるみたいです。

このように、やはり危険が伴う瞬間は高所での作業であり、安全帯を掛ける場所がないという場合に起こります。

では、このような場所でどのような対策をとればよいのでしょうか?

解体工事で安全帯がつけられない場合の対処法

解体工事の現場では、高所作業や開口部付近の作業が多く、基本的には墜落制止用器具(安全帯)の着用が必要です。

しかし実際の現場では、

  • フックを掛ける場所がない

  • 建物を壊していて固定物がない

  • 作業スペースが狭い

といった理由で、安全帯が使えない状況が発生することもあります。

そのような場合、無理に作業を進めると墜落事故につながる可能性が高くなります。

この記事では、解体工事の現場で安全帯をつけれないときの対処法を、実際の現場で行われている安全対策をもとに解説します。

親綱を設置する

安全帯を掛ける場所がない場合、最初に検討されるのが親綱の設置です。

親綱とは、梁や柱など強度のある部分にロープを張り、そのロープに安全帯を掛けて作業する方法です。

解体工事では建物を壊していくため、固定できる場所が少なくなりますが、

まだ強度が残っている構造物があれば親綱を設置することで安全帯を設置できます

親綱を設置する際のポイントは以下です。

  • 強度のある構造物に固定する

  • ロープの劣化や摩耗を確認する

  • 作業前に必ず点検する

現場では安全帯が使えない=親綱が張れるかをまず確認するという流れになることが多いです。

足場や手すりを先行設置する

安全帯がどうしても掛けられない場合は、墜落する危険自体を減らす対策が必要になります。

その方法の一つが、足場や手すりの設置です。

例えば、

  • 先行して手すり設置

  • 仮設足場の追加

  • 開口部への手すり設置

などです。

安全帯は「落ちたときに止める装置」ですが、

手すりや足場はそもそも落ちない環境を作る設備です。

解体現場では状況に応じて、こうした設備による安全対策も重要になります。

高所作業車を使用する

建物の構造によっては、どうしても安全帯を掛けられない場所もあります。

そのような場合は、高所作業車を使用する方法があります。

高所作業車には作業床と手すりがあり、

さらに作業者に安全帯を掛ける事が可能です。

特に次のような作業では有効です。

  • 外壁解体

  • 屋根材の撤去

  • 高所設備の取り外し

無理な体勢で作業をするより、機械を使った方が安全な場合も多いです。

アクロバット(吊り足場)を設置する

また、安全帯を掛ける場所がない場合にアクロバット(吊り足場)を設置することがあります。

アクロバットとは、建物の上部などからワイヤーやチェーンで足場を吊り下げて作業スペースを作る仮設設備のことです。

主に次のような場面で使用されます。

  • 外壁の解体

  • 上部構造物の撤去

  • 足場が組めない場所の作業

通常の足場が組めない場所でも、アクロバットを設置することで安定した作業床を確保できるため、

作業員の安全性を高めることができます。

ただし、設置には十分な強度のある吊り元が必要であり、専門業者による設置や安全確認が重要になります。

解体現場では状況に応じて、

  • 親綱

  • 足場

  • 高所作業車

  • アクロバット

といった方法を使い分けながら、安全に作業を進めていきます。