NEWS最新情報

  1. ホーム
  2. 最新情報
  3. ブログ
  4. なぜ大阪市の解体費用は高くなる?現場でわかる6つの要因と対策

2025.10.31ブログ

なぜ大阪市の解体費用は高くなる?現場でわかる6つの要因と対策

大阪市で解体工事を検証していると、「見積もりが思ったより高い…」と感じる方も

多いのではないでしょうか?

同じ木造住宅でも、大阪市内と郊外では費用差が20~30万円以上出る事もあります。

その理由は、単純に「物価」や「業者の違い」だけではありません。

この記事では、現場で実際に工事を行っている立場から、大阪市内で解体費用が高くなる

6つの要因をわかりやすく解説します。

 

1.道路が狭く、重機やトラックが入れない

大阪市の住宅地は古くからの路地や「狭あい道路」が多く、重機が入れない現場が

少なくありません。

その場合は、

・小型機械での手壊し

・廃材の人力搬出

・小運搬車の使用

など、人件費と日数が増加します。

特に「幅2.5m未満の道路」だと、費用が1.2~1.5倍になることもあります。

 

2.隣家との距離が近く、養生費が増える

大阪市の密集住宅地では、隣家と数十センチしか離れていないケースも珍しく

ありません。

そのため、

・防音・防塵シートの二重張り

・足場の細工

・隣家への養生板設置

など、安全対策にかかる費用が増します。

また、振動・騒音の苦情対策として、工期をできない現場も多いです。

 

3.建物の構造・材料による違い

・木造:比較的安迦(坪3~5万円)

・鉄骨造:鉄材切断・撤去で費用アップ(坪4~6万円)

・RC造:重機・ガラ搬出コストが高い(坪5~8万円)

大阪市では、昭和~平成初期のRCや鉄骨住宅が多く残っており、処理費も

高くなります。

 

4.アスベスト・瓦・タイルなどの分別解体が必要

令和5年からの法改正により、80㎡以上の解体ではアスベスト事前調査・提示義務があります。

大阪市では特に監視が厳しく、“分別解体・調査費用(3万~10万円)が加算されます。

また、瓦やpタイルなどの分別処理が必要な場合も、廃棄物処理コストが上がります。

 

5.廃棄物処理・運搬距離が長い

大阪市内は解体現場が多い一方で、*処理場や中間処理施設が(堺・東大阪・大東)*

にあるケースが多いです。

結果、

・運搬距離が長くなる

・トラック待機・搬出時間が増える

などで、処分費+人件費が上昇します。

 

6.都市部特有の手続き・近隣対応コスト

・道路使用許可(警察署届出)

・足場設置の占用申請

・近隣あいさつ・提示物の義務

など、大阪中心部(中央区・北区・城東区など)では手続きに時間と人件費が

かかります。

また、マンションや商業施設に隣接する場合は夜間・休日作業の制限があり、

効率も下がります。

 

まとめ

大阪市での解体費用が高くなる主な原因は、

*「狭さ」「密集」「法規制」運搬距離」*の4つ。

つまり、現場環境と行政対応の複雑さがコストに直結しています。

 

安心して解体を進めるには、現地調査を丁寧に行う業者選びが何より重要です。

大阪市の地域事情に詳しい「三輝工業」では、現場条件を正確に把握し、無駄な

コストを抑えた最適プランをご提案しています。