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2026.09.07ブログ
アスベストを含む家を解体するといくらかかる?費用相場と依頼前に知っておきたい注意点

こんにちは!大阪市で解体業者として活動をしている株式会社三輝工業のブログ担当です!
「古い家を解体したいけれど、アスベストが入っているかもしれない」
「アスベストが見つかったら解体費用はいくら高くなる?」
「普通の解体業者にそのままお願いして大丈夫?」
築年数の古い住宅を解体するとき、このような不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
アスベスト(石綿)が使用されている建物だからといって、解体できないわけではありません。
ただし、通常の解体工事とは異なり、事前調査や適切な飛散防止措置、
アスベストを含む廃材の適正な処理などが必要になるため、解体費用が高くなる可能性があります。
今回は、アスベストを含む住宅を解体する際の注意点と、費用の考え方について分かりやすく解説します。
そもそも、家のどこにアスベストが使われている?
「アスベスト」と聞くと、鉄骨造の建物に吹き付けられた綿のような材料をイメージする方もいるかもしれません。
しかし、一般住宅でもアスベストが使用されている可能性があります。
例えば、
・スレート屋根材
・外壁材、サイディング
・軒天材
・ケイ酸カルシウム板
・ビニル床タイル
・仕上塗材
・断熱材、保温材
・吹付け材
などです。
そのため、「木造住宅だからアスベストは関係ない」と判断することはできません。
建物を解体する場合には、工事前にアスベストの使用の有無について事前調査を行う必要があります。
アスベストの事前調査は解体工事前に必要
現在は建物の解体・改修工事を行う場合、原則として工事前にアスベストの事前調査を行います。
基本的には設計図書などによる書面調査と現地での目視調査を行い、
それだけではアスベストの有無を判断できない建材については、
分析調査を行うか、アスベストを含有しているものとして取り扱います。
「見た感じ入っていなさそうだから、そのまま解体する」というものではありません。
また、建築物の事前調査は、原則として必要な資格を持った調査者が行います。
住宅を解体するお客様にとって大切なのは、見積もりの段階で、
「アスベスト事前調査はどうなっていますか?」
「分析が必要になった場合はいくらかかりますか?」
「アスベストが見つかった場合、追加費用はいくらになりますか?」と確認しておくことです。
アスベストがあると解体費用はいくら高くなる?
ここが一番気になるところだと思います。
結論からいうと、
「アスベストがある=一律○万円追加」ではありません。
使用されている建材、面積、場所、飛散性、撤去方法などによって費用は大きく変わります。
例えば、一般住宅で比較的よく見られるスレート屋根や外壁材などの石綿含有成形板の場合、
飛散させないよう原形のまま撤去するなど、適切な方法で作業する必要があります。
仮に石綿含有建材の撤去・処分費を数千円~1万円程度/㎡の価格帯として考えると、
100㎡施工すれば数十万円単位の費用になる可能性があります。
ただし、これはあくまでイメージです。
足場が必要なのか、屋根なのか外壁なのか、処分量はどの程度なのかなどによって金額は変わります。
一方、吹付けアスベストなど飛散性の高い材料では、費用が大きく上がる可能性があります。
国土交通省が公表している過去の施工実績データでは、吹付けアスベストの処理面積300㎡以下の場合、
除去費用の目安として1㎡あたり約2万円~8.5万円という幅のある数字も示されています。
例えば50㎡なら、単純計算で約100万円~425万円です。
つまり、同じ「アスベストあり」という住宅でも、
数十万円程度の追加で収まるケースもあれば、
100万円以上の費用が必要になるケースもあるということです。
だからこそ、解体工事を契約する前に
「どこに、どの種類のアスベストが、どれくらいあるのか」を確認することが重要になります。
注意①「解体費用○万円」だけで業者を比較しない
アスベストの可能性がある住宅では、見積総額だけで業者を比較するのはおすすめできません。
例えば、
A社 解体工事150万円
B社 解体工事180万円
だったとします。
一見するとA社の方が30万円安く見えます。
しかし、A社の見積もりにアスベスト調査・分析・撤去・処分費が含まれておらず、
B社では必要な費用を想定して見積もっているのであれば、単純に30万円安いとは言えません。
「アスベストが出た場合は別途」
と書かれている場合は、特に確認しておきましょう。
どこまでが見積金額に含まれていて、何が追加料金になる可能性があるのか。
ここを契約前に確認することが非常に重要です。
注意②「安く撤去できます」だけで判断しない
アスベスト工事は、単純に建材を剥がして処分すればいいものではありません。
アスベストを含む建材の種類に応じて、湿潤化や隔離など適切な飛散防止措置を講じながら作業する必要があります。
作業員だけでなく、近隣住民への飛散防止という意味でも非常に重要な工程です。
極端に安い見積もりの場合は、
「どのような方法で撤去するのか」
「どのように処分するのか」
まで確認しておくと安心です。
注意③アスベスト調査結果を確認する
アスベスト事前調査をしたのであれば、
「アスベストがありました」
だけではなく、
・どの建材に含まれていたのか
・どの範囲なのか
・分析結果はどうなっているのか
・どのような方法で撤去するのか
などを確認しておきましょう。
解体部分の床面積が80㎡以上となる建築物の解体工事では、
アスベストの有無にかかわらず事前調査結果の報告対象になります。
レベル1・レベル2は特に注意
アスベスト含有建材は、発じん性などに応じて一般的にレベル1~3に分類されます。
特に注意が必要なのが、
レベル1:石綿含有吹付け材
レベル2:石綿含有保温材・耐火被覆材・断熱材です。
これらが使用されている場合、より厳格な飛散防止対策が必要となり、工事費用も高額になりやすくなります。
また、レベル1・2に該当する工事では、工事開始前に必要となる届出もあります。
一般的な戸建住宅で見つかることが比較的多い石綿含有スレートや成形板などとは、
撤去方法も費用も大きく異なるため、見積もりでは「アスベストあり・なし」だけではなく、
どの建材に含まれているのかを見ることが重要です。
30坪の住宅なら、結局いくらくらい?
例えば30坪程度の木造住宅を想定してみましょう。
通常の建物解体費に加えて、
・アスベスト事前調査費
・必要に応じた分析費
・アスベスト含有建材の撤去費
・梱包や運搬費
・適正な処分費
などが発生します。
仮に屋根や外壁の一部に石綿含有成形板が使用されている程度であれば、
追加費用が数十万円程度になるケースも考えられます。
しかし、施工面積が大きかったり、吹付けアスベストなど飛散性の高い材料が使用されていたりすると、
100万円を大きく超える追加費用になる可能性もあります。
そのため、
「30坪だからアスベスト込みで○○万円」
と建物の坪数だけで判断するのは難しいのです。
正確な金額を知るためには、現地調査とアスベスト事前調査を行い、含有建材と施工範囲を確認する必要があります。
アスベストが心配なら、解体見積もりの段階で相談を
古い住宅だからといって、必要以上にアスベストを怖がる必要はありません。
大切なのは、適切に調査し、含有している場合には法律や作業基準に従って適切に撤去・処分することです。
これから解体業者へ見積もりを依頼する場合は、
・アスベスト事前調査に対応しているか
・調査費用はいくらなのか
・分析費用は別途なのか
・アスベストが見つかった場合の費用はどうなるのか
・撤去方法を説明してもらえるか
・処分費まで見積もりに含まれているか
などを確認しておきましょう。
株式会社三輝工業では、建物の解体工事だけでなく、アスベストの事前調査を含め、
工事前に必要となる内容を確認したうえでお見積もりをご提案しています。
「古い家なのでアスベストが心配」
「他社からアスベストの追加費用を提示されたけれど適正価格なのか分からない」
「解体工事とアスベスト工事をまとめて相談したい」
という方も、お気軽にご相談ください。
解体工事本体の価格だけではなく、アスベストを含めてどのくらいの費用が必要になるのかを事前に把握しておくことが、
安心して解体工事を進めるための大切なポイントです。
